ニッケルを多く含む食品

アレルギー反応が起こりやすい代表的な金属として、「ニッケル」があります。アレルギーの原因として「金属による遅延型アレルギー」が考えられる場合には、ニッケルを含む食材を控えること検討しましょう。大豆やチョコレートは「ニッケル」が多く含まれる食品です。

ニッケルを多く含む食材一覧

(可食部100gあたりの含量 ug)※1日必要量:50~80ug

穀類
  • きび精白粒(220)
  • そば(玄穀190、そば米210)
  • えん麦(168)
  • はと麦精白粒(160)
  • 米ぬか(140)
  • 小麦胚芽(140)
菓子類
  • チョコレート(スイート260、ミルク120)
種実類
  • ココナッツ(1400)
  • 落花生(820)
  • くるみ(510)
  • ブラジルナッツ(380)
  • カシューナッツ(370)
  • ヘーゼルナッツ(360)
  • ピーナッツバター(290)
  • 生栗(270)
  • ごま(230)
  • 甘栗(220)
  • バターピーナッツ(180)
  • アーモンド(180)
  • 松の実(150)
  • マカデミアナッツ(110)
豆類
  • きなこ(1000)
  • 大豆(520)
  • あずき(440)
  • 納豆(320)
  • いんげん豆(180)
  • えんどう(160)
  • 米みそ(160)
  • ライマ豆(120)
  • 麦みそ(100)
魚介類
  • メルルーサ(420)
  • あわび(塩辛290)
  • 生うに(150)
  • 焼き板かまぼこ(130)
  • するめいか(130)
  • はまぐり(生120)
  • あさり(佃煮110)
獣鳥鯨肉類
  • きじ(200)
野菜類
  • グリンピース(160)
  • 菊のり(150)
  • なずな(140)
  • アーティーチョーク(130)
  • シソ(葉110、実390)
  • たけのこ(100)
  • そら豆(生110)
  • トマトペースト(110)
キノコ類
  • なめこ(生140)
  • ひらたけ(生180)
藻類
  • あおのり(870)
  • 水前寺のり(630)
  • 干しひじき(260)
  • 昆布(270)
  • わかめ(150)
飲料類
  • 茶(抹茶740、ぜん茶650、ほうじ茶570、紅茶480、玉露430、番生270、ウーロン茶280、玄米茶230)
  • 麦茶(670)
  • 珈琲(煎り豆660、インスタント99)
  • ココア(ピュアココア610、ミルクココア140)
調味料・香辛料
  • さんしょう(480)
  • セイジ(280)
  • パプリカ(140)
  • タイム(140)
  • 醤油(140)
  • ガーリックパウダー(110)
  • 唐辛子(100)

鈴木泰夫 (著)食品の微量元素含量表(第一出版)より作成

食物に含まれる金属による皮膚炎

食品中に含まれる金属によって皮膚炎を生じるケースもあります。五穀米などに含まれるヒエの中のニッケルによる金属アレルギーの報告もあります。健康食ブームもあり、これらの過剰摂取には注意が必要です。

ニッケルは必要!ニッケルの働きとは?

ニッケルは、微量ながら身体にとって重要な働きをするミネラルの仲間の一つです。ニッケルの働きに関してはまだ、十分に解明されていませんが、分かっているのは、たんぱく質が代謝されたときにできる尿素の分解や鉄分の吸収を促進すること、また、細胞を修復し成長促進、活性化する働きです。他にもたんぱく質や脂質の代謝をビタミンB6とともに行うことも分かっています。
ニッケルが欠乏すると、動物実験で血糖値の低下、血中カルシウム・鉄・亜鉛の減少が確認されています。ニッケルの1日必要量:50~80ugと言われています。

ニッケルによる接触皮膚炎(ニッケル皮膚炎)

金属皮膚炎の中ではニッケル皮膚炎の頻度が圧倒的に高いです。これは日常の生活の中でニッケルに接触する機会が圧倒的に高いからです。ニッケルメッキをほどこした製品に皮膚が触れ、汗をかくと汗に含まれる塩素イオンにニッケルを溶出する性質があるためにニッケルイオンが溶出し、これがハプテンとなって人の蛋白質と結合して抗原となり、接触皮膚炎を発症します。

ニッケルはかつてのガーターの留め金、ピアス、ネックレス、指輪、ブラジャーのワイヤー、ズボンの留め金など各種の装身具に多く含まれているために女性の接触皮膚炎の原因の代表です。無論、メガネ、腕時計、ズボンのバックル、コインなど男女を問わず多くみられます。またメッキ工やニッケルを扱う職場の従事者にもみられます。

遅延型アレルギーにご注意を!

アレルギーといえば、湿疹や蕁麻疹、鼻炎症状などを思い浮かべるかも知れませんが、その反応は様々です。なかでも、遅延型アレルギーは特に因果関係分かりにくく、自覚しづらいのが特徴です。

現在主に一般診療で行われているアレルギーに対する血液検査は、即時型アレルギー抗体(IgE抗体)を測定するものです。
一方、遅延型アレルギーは、遅延型アレルギー抗体(IgG抗体)によって起こる反応で食べた後6時間から24時間後、もしくは数日後に、体がじっくり炎症を起こすタイプのものです。さらに症状は、一般的にアレルギーの症状とは考えられていないような様々な不調としても現れるので、原因となるアレルゲンを自覚しづらいのです。

遅延型アレルギーで、その原因がニッケルであった場合、ニッケルを含む食品を食べても短時間ではアレルギー反応を示しません。数日後に炎症反応を示すこともあるそうです。ニッケルは上記のように多数の食品に含まれているため、本人がニッケルの遅延型アレルギーであると自覚しない限り、アレルゲンを避けるなどの対処が難しいと考えます。手軽にチェックができるようこの記事ページをお役立てください。

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